甘いりんかく

甘く取ったりんかくの唇から飛び立つ言葉は
うれていって強く色付く。
着陸する地が不用意なら、茨を踏み、
つぶてを知らぬ間に当てている。

ざくざくとすくわれながらスプーンの上に
そそり立つかき氷(イチゴ味)さながら
舌に染みついて内側をも浸食する。

こわいものを手にしている、
無自覚に抱え込む爆弾、
見えないものを聴き取る耳もお休みで
受け取る先がない。
暴発するまで知らない、
巻き添えにしてしまう至らなさも
その時まで置き去りにしている。
はなつ色どりの先にとまどいが落ちる。

それは口から発射されて、
わたしとあなたをうち抜いて見せる。

2016/1/11